このページでは、Google Home Mobile SDK での特定のコミッショニング API 機能の使用について説明します。
コミッション対象の検出通知を抑制する

デフォルトでは、Android の Google Play services は、モバイル デバイスの画面の下半分を覆う「ハーフシート」通知を使用して、コミッション対象の Matter デバイスが近くにあることをユーザーに積極的に知らせます。
アプリがフォアグラウンドで動作しているときに中断されないようにするには、Mobile SDK で suppressHalfSheetNotification()
メソッドを呼び出して、これらの通知を抑制します。詳しくは、API ドキュメントをご覧ください。
この API で有効になった抑制は、アプリが 15 分以上フォアグラウンドにあるとタイムアウトします。タイムアウト後に抑制を再度有効にするには、suppressHalfSheetNotification()
を再度呼び出します。呼び出さないと、ハーフシート通知が表示され始めます。
この API の実装は Google Home Sample App for Matter にあります。詳細については、HalfSheetSuppressionObserver.kt
をご覧ください。
Matter のコミッショニングのサポートを示す
Mobile SDK を使用してコミッショニングを行う場合は、Google Home Developer Console でアプリのパッケージ名を追加し、Matter API を実装して、ACTION_COMMISSION_DEVICE
インテントを処理することでアプリが Matter コミッショニングをサポートしていることを示す必要があります。
AndroidManifest.xml
ファイル内の application
宣言に次の intent-filter
を追加します。
<intent-filter>
<action android:name="com.google.android.gms.metadata.MODULE_DEPENDENCIES" />
</intent-filter>
サンプルアプリのマニフェストを参照してください。
アプリ選択ツール

コミッショニング プロセス中にアプリ選択ツールにアプリが表示される方法は 2 つあります。
- [アプリを選択] 画面。
- ユーザーが [別のアプリを選択] を選択すると、[インストール済みの他のアプリ] 画面に表示されます。
候補アプリ
アプリ選択ツールに 2 つのおすすめアプリが表示されています。
- 最初の列は常に Google Home app (GHA) です。
- 2 つ目は、デバイスの VID または PID に関連付けられた Developer Console プロジェクトで定義されている場合、デバイス メーカーの優先アプリです。
アプリが [アプリを選択] 画面に表示されるシナリオは 2 つあります。
- Installed - Play services アプリが
ACTION_COMMISSION_DEVICE
インテント フィルタをサポートしていることを確認します。インテント フィルタがない場合、ユーザーは Play ストアにリダイレクトされ、アプリの更新を促されます。 - インストールされていない - 続行する前に、アプリをインストールするようユーザーに Play ストアへの移動を促します。