フルフィルメント

フルフィルメントは Webhook としてデプロイされるコードで、あらゆる種類の smart home インテントの動的なレスポンスの生成を可能にします。ユーザーと Google Assistant との会話中に、フルフィルメントを使用すれば、Google の自然言語処理によって抽出される情報を利用して、動的レスポンスの生成や、ライトを点けるなどのバックエンドでのアクションのトリガーが可能になります。

フルフィルメントは、Assistant からリクエストを受け取り、そのリクエストを処理して応答します。このリクエストとレスポンスのやり取りにより会話が進み、最終的に最初のユーザー リクエストが実行されるまで続きます。

ほとんどの場合、ユーザーは「OK Google, ライトをつけて」などのシンプルな smart homeAssistant のやり取りを行います。ただし、二次的なユーザー確認を実装している場合は、「OK Google, 玄関のドアのロックを解除して」などの特定のユーザー リクエストの後に Assistant が確認 PIN を要求する場合があるため、フルフィルメントで複数のリクエストとレスポンスを処理する必要がある場合があります。

図 1 は、smart home EXECUTE インテントの正常なフルフィルメントと実行を示しています。

この図は、クラウド実行の実行フローを示しています。実行パスが Google アシスタントを搭載したスマートフォンからユーザーのインテントを取得して、ユーザー インテントが Google Cloud によって処理され、リクエストがデベロッパー クラウドに送信されて、コマンドがデバイスハブにまたは直接デバイスに発行されます。
図 1: 正常なデベロッパー クラウド実行パス